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21st (Sat)
Nov 2009

世界一周航空券について

photo今回は予告通り世界一周航空券の仕組みと僕のプランについてのお話です。ググれば世界一周航空券についての記述はいくらでも出てくるのですが、今後このブログ内でリファレンスとして使用することもあると思いますので、簡単にまとめておきたいと思います。(注:これは2009年11月現在の情報を僕が個人的にまとめたものです。参考にしつつも最終的な判断はオフィシャルのルールに従ってください)

世界一周航空券とは、各航空連合から発売されている特殊な航空券です。フライト回数や方向の制限などルールがかなり複雑なのですが、「世界一周ゲーム」的に考えるといろいろと楽しみながら検討ができるかと。では、僕の選択肢だった日系キャリアが入っているワンワールドとスターアライアンスについて比較してみましょう。(ちなみにワンワールドは、加盟会社限定のワンワールド・エクスプローラーと、提携会社も利用できるグローバル・エクスプローラーの二種類の世界一周航空券プランを持っていますが、今回はワンワールド・エクスプローラーを比較検討の対象としています。)

共通事項

  • 一年間の間で最大15回の途中降機が可能(つまり、16回フライトができるということ)
    この回数はフライトコードごとにカウントされる。例えば成田→サンパウロという超ロングフライトの場合、JALXXという直行便(但しニューヨークで給油休憩あり)を使用すると1カウントだが、JALXX(成田→NY)+LANXX(NY→サンパウロ)というような組み方をしてしまうと、2カウント扱い。つまり、なるべく直行便を使用するのがセオリーとなる。
    また、成田→パース(飛行機)、パース→シドニー(電車で自力移動)、シドニー→ロンドン(飛行機)のような旅程を組んでしまうと、自力移動区間もカウントされて3区間分となる。
    ちなみに、最低フライト回数、最短期間も設定されているが長期の旅行者にとっては無いも同然。
  • ルートは必ず太平洋と大西洋を同じ方向で一度ずつだけ渡り出発国に戻るように組まなくてはいけない。また帰国時以外は一度訪れた大陸に戻ってくることができない。
    横周りで「世界一周」ということで。ちなみに逆行禁止に関する大陸/地域の区分がワンワールドとスターアライアンスでやや異なる。
  • 旅程だけ先に決めて日程はオープンで取得可能
    出発日だけは必ずフィックスが必要だが、残りはオープンで取得可能なので、大まかに行きたいところをリストアップして旅程を組めばOK。また、ルールに則っていれば手数料を払うことで旅程も一応変更可能。ただし、ずっとオープンにしておくのはかなり危険(詳細は次項参照)
  • フライトの予約クラスは正規チケットと異なる
    各フライトに「世界一周航空券枠」のような予約枠があり、仮に正規運賃での予約が可能な状況でも席が取れるとは限らない。したがって、オープンのまま放置しておくのは非常に危険なので、旅程が確定次第、席を確保すべき。もしくは後々の日程変更はできるので、暫定の予定で席を確定させておきつつ必要に応じて調整を入れる。
  • バラ売りで買うよりも圧倒的に安い価格設定
    これだけの柔軟なプランでありながらエコノミーなら30万位から有り。ファーストでも120万程度と正規のシングルフライトに比べるとかなりの割引率。ただし燃油サーチャージなど各種手数料は、申込時のレートによって別途追加。

ワンワールド独自の特徴

  • 訪れる大陸の数によってチケットの値段が変化
    4~6大陸プランの中から選択。飛行距離によるは制限はなし。
  • オーストラリア、中南米に強い
    全体的な規模感はスターアライアンスに劣るものの、カンタス航空(オーストラリア)、ラン航空(南米全土)、メキシカーナ航空(メキシコ)と各地域の代表的なキャリアが入っている。
  • ルールがやや複雑
    各大陸で細かい逆行禁止ルールや滞在可能都市数などが決められているので、旅程を検討する際は注意が必要。

スターアライアンス独自の特徴

  • 総飛行距離によってチケットの値段が変化
    最高で39,000マイルまでのプランがアリ。
  • 就航都市数が多い
    加盟航空会社、一日の便数ではワンワールドの倍以上。おかげで、行ける都市の選択肢も豊富。
  • ルールが分かりやすい
    マイル制限と根本的な一周ルールさえ気を付けていればほぼOKな明快ルール。

いやぁ、長いですねぇ。ちゃんと読みました?これでも大分細かい部分は省いたのですが、それでもこれだけの分量。世界一周チケットを使用する計画を立てようにもこのルールに慣れるまでに時間がかかりますね。ちなみに、ワンワールド、スターアライアンスともにオンラインプランナーが充実しているので、実際の予定がない人でも、プランナーで遊んでみると軽い旅行気分が味わえて楽しいかもしれません。

選択したのは

結局僕が購入したのは、ワンワールドの5大陸プランです。そして、その一番大きな理由はワンワールドには飛行距離制限がないということ。 というのも、僕はファーストクラスのチケットを購入すること前提で様々な条件を比べていたのですが、実は世界中のフライト総数の中でファーストクラスを含む3クラス以上で運行されている分はそれほど多くありません。どの航空会社も国内線や同一大陸内での中距離便の殆どがビジネスとエコノミーの2クラス設定で、この場合はたとえファーストクラスに乗る権利を持っていようとも自動的にビジネスにダウングレードです。逆に言うと、ファーストクラスを活用するためにはなるべく長距離便に乗る必要が出てくるということですね。まぁ、せっかくいい席に座るのですから、快適にロングフライトを楽しみたいです。
ただ、そんな長距離フライトを多用してしまうと、総飛行距離もあっという間に跳ね上がり、たとえば、前述した日本ーサンパウロ便なんぞに乗ってしまったら、それだけで軽く1万マイルオーバー。スターアライアンスのマックスが39,000マイルだということを踏まえると、この数字はかなり心もとなかったというわけです。確かにスターアライアンスの方が行ける場所は多いですけど、僕の場合は大きな空港に行きつつ、周辺を独自手配の飛行機や電車で回る計画なので全く問題なし。

一般論を言ってしまえば、実はビジネスクラスでチケットを購入するのが一番コストパフォーマンスがよく、僕も他の人には絶対にこちらをお勧めすると思います。ある程度のロングフライトでもビジネス以上なら快適でしょうし、ラウンジの使用権やマイルのボーナスなどエコノミーとの価格差以上の価値は絶対に出てくるはずです。
でも、このファーストクラスバックパッカーというキャッチーすぎるネタのを思いついて盛り上がっていた僕としては、ビジネスとファーストの価格差なんて、正直どうでもよかった。その差額40万円。得られる経験プライスレス。

ちなみに、最終的に僕が組んだルートは16フライトで66,000マイルオーバーという超ロングコース。赤道一周でおよそ24,000マイルなので、直線距離ベースだとだと軽く3周近くしちゃいますね。次回はこの驚愕ルートを大公開です。

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photoやや思わせぶりな終わり方をしてしまった前回のエントリーですが、実際、裏の目的も存在しているのです。「各大陸で彼女を作ること」とかではもちろんありません。
ホントのところは、「修行期間」とでも言うのでしょうか、Webデザイナーとしての。旅の途中でアラブの大富豪と仲良くなったとか、バンコクで沈没(バックパッカー用語でその場所に根付いてしまうことを指す)したとか、何らかのアクシデントが起こらない限り、帰国後の僕はまたWebの仕事に就くことになるでしょう。できることなら、ちゃんとしたフリーランスとしてやっていきたいと考えています。そして、このブログはその新しい仕事のためのポートフォリオ的要素を狙っているところがあります。

ポートフォリオとしてのブログデザイン

ブログというと、ある程度ひな形ができたデザインに、文章や写真を流し込んで更新していくスタイルが一般的ですが、僕の場合は、ご覧のとおり、ある程度のお約束的要素は踏襲しつつも、フルスクラッチでデザインを起こしています。自由度が飛躍的に高まる半面、デザインやコーディングの確かな実力が試される手法ですが、僕だって何年もWebの世界で働いてきたのです。そこのところは「プロの技術」をちゃんと見せられるようにしたいですね。

実際、現状でも何人かの知り合いから「日本人のブログとは雰囲気が全く違う」という評価をもらっていますが、まだ未完の部分も多いので、これからどんどんパワーアップさせていきたいところ。ちなみに、大元のシステムはExpressionEngineという既製品を利用させてもらっているのですが、これが12月の頭にメジャーバージョンアップを控えているので、大晦日の出国までにはそのあたりも活用した新設計のページにしたいなぁと考えています。

コンテンツこそ命

また、僕はプロのWebデザイナーであると同時に、ライター、フォトグラファーとしてもお金を頂いて仕事をしたことが何度かあり、いずれの分野にもかなりのこだわりがあります(さすがに「プロ級」なんておこがましくて名乗れませんけど)。そして、道中ではサイトのデザインよりもむしろ、この二つのことをひたすらに続けることになります。量は質に転化するとはよく言われている言葉ですが、たくさん写真を撮って、文章を書いて、サイトのデザインをしてということをしていけば、きっと今よりもっと上のレベルに到達できるのではないかと思うのです。

これはある意味、「自分」という一番厳しいクライアントに向けて長期プロジェクトの制作をしているようなものなので、妥協はせずに、他の誰にも作れないような旅ブログを作りたいですね。あぁ、もちろん表の目的が本分なので旅そのものを楽しむことは忘れませんよ。ただ、仕事というしがらみから離れて自己研鑽の時間を十分に持てる折角の機会なので、一石で何鳥も狙いたいだけです。

さて、一人語り的な要素がだいぶ続いてしまったので、次回は世界一周チケットに対する僕なりの考察でも書いてみようかと思います。

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7th (Sat)
Nov 2009

世界一周旅行の目的

photo前回は一番インパクトの強い「ファーストクラス」についてから語りだしたものの、この旅の第一目的は、あくまでも「世界一周旅行」です。前からずっと行ってみたかったんですよね。「この働き盛りの年にもったいない。若いうちは身を粉にして働いて、引退してから悠々自適な旅行をすればいいじゃないか」と言われたこともあったのですが、それじゃぁ、かなり遅いのです。「やらなきゃよかった」より「やっときゃよかった」の方が数倍悔しいということは、身を以て知っています。引退後に世界一周クルーズにでも出るのはアリかと思いますけど、いろいろと無茶がしやすい20代のうちにこの旅に出ることは、人生経験の上でプラスになりこそすれ、マイナスになるようなことは殆どないでしょう。

それに昔から言うじゃないですか、「かわいい子には旅をさせろ」と。

濃密な経験を

「自分探し」と言うと揶揄されるかも知れないけれど、旅は絶対に人を成長させると思います。計画を練ることから始まり、様々な土地での暮らしぶりや価値観に触れて、新たな友人を作り、また他の土地へと移っていく。一か所一か所に留まれる時間はごくわずかでも、意識して過ごせば、その分各々で濃密な時間が過ごせそうです。
別にアフリカの大草原に行ってみたいとか、パリのシャンゼリゼ通りを歩いてみたいとか、特別な目的地はないのですよ。このまま日本国内にいてはできないような濃密な経験をしてみたい。そしてその経験を通して自分自身のキャパシティを広げたいというのがこの旅行のそもそもの目的です。

そして、その「濃密な経験」という言葉を通して、一見すると相反する「ファーストクラス」と「バックパッカー」というふたつの言葉が繋がります。上空の彼方で至高のサービスが提供されるファーストクラスと、何から何まで自力で手配するバックパッキング、旅のスタイルとしては対極にあるのかもしれませんが、旅の悦しみは共に最高峰。中途半端に予算を調整して平凡な旅をするくらいならば、思いきって極端に割り振った方が絶対に面白いことができそうです。

違いを楽しむこと

最近の僕は意図的に「違いを楽しむ」ことを念頭に置きながら、生活をしています。ロブションのコースも、吉野家のつゆだくも、それぞれに良さがあるのですから、どうせなら両方とも美味しいって言えるようになりたいなと。

普通、ファーストクラスに乗るような人って、ドミトリーの部屋になんか泊まるわけないですよね。でも、安宿って意外と楽しいんですよ。むしろ、その場での新しい出会いが次々と発生するので、一人旅には最適なのです。僕は普段はひとりで過ごすタイプの人間ですが、たまに人恋しくなったら、そこに誰か同じような旅人がいて話ができるというのはおいしいです。

そして、実際僕はこちら側の人間ですが、普通、ドミトリーの部屋に泊まっているような人って、ファーストクラスになんか乗るわけないですよね。いや、「乗れるわけない」が正しい表現か。前回のエントリーにあるように、金銭的な問題は意外と小さいんですけどね。あとは気分の問題です。そして背伸びって大事だと思うんですよ。分不相応かもしれないけど、そこに普段の自分とは違う世界があるということを体感して、「いつかはここに」って思っていると、ほんとにいつの間にか辿りついてしまうものなのです。

つまりは、いいとこ取り

ファーストクラスとバックパッキング、この二つの激しい旅のコンセプトが同居したら、普通の人では滅多にできないような濃密な経験になるのではないかなぁと期待しています。
はい、以上が表の目的。では裏の目的はあるのかというと、それはまた次の機会に。

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