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photoやや思わせぶりな終わり方をしてしまった前回のエントリーですが、実際、裏の目的も存在しているのです。「各大陸で彼女を作ること」とかではもちろんありません。
ホントのところは、「修行期間」とでも言うのでしょうか、Webデザイナーとしての。旅の途中でアラブの大富豪と仲良くなったとか、バンコクで沈没(バックパッカー用語でその場所に根付いてしまうことを指す)したとか、何らかのアクシデントが起こらない限り、帰国後の僕はまたWebの仕事に就くことになるでしょう。できることなら、ちゃんとしたフリーランスとしてやっていきたいと考えています。そして、このブログはその新しい仕事のためのポートフォリオ的要素を狙っているところがあります。

ポートフォリオとしてのブログデザイン

ブログというと、ある程度ひな形ができたデザインに、文章や写真を流し込んで更新していくスタイルが一般的ですが、僕の場合は、ご覧のとおり、ある程度のお約束的要素は踏襲しつつも、フルスクラッチでデザインを起こしています。自由度が飛躍的に高まる半面、デザインやコーディングの確かな実力が試される手法ですが、僕だって何年もWebの世界で働いてきたのです。そこのところは「プロの技術」をちゃんと見せられるようにしたいですね。

実際、現状でも何人かの知り合いから「日本人のブログとは雰囲気が全く違う」という評価をもらっていますが、まだ未完の部分も多いので、これからどんどんパワーアップさせていきたいところ。ちなみに、大元のシステムはExpressionEngineという既製品を利用させてもらっているのですが、これが12月の頭にメジャーバージョンアップを控えているので、大晦日の出国までにはそのあたりも活用した新設計のページにしたいなぁと考えています。

コンテンツこそ命

また、僕はプロのWebデザイナーであると同時に、ライター、フォトグラファーとしてもお金を頂いて仕事をしたことが何度かあり、いずれの分野にもかなりのこだわりがあります(さすがに「プロ級」なんておこがましくて名乗れませんけど)。そして、道中ではサイトのデザインよりもむしろ、この二つのことをひたすらに続けることになります。量は質に転化するとはよく言われている言葉ですが、たくさん写真を撮って、文章を書いて、サイトのデザインをしてということをしていけば、きっと今よりもっと上のレベルに到達できるのではないかと思うのです。

これはある意味、「自分」という一番厳しいクライアントに向けて長期プロジェクトの制作をしているようなものなので、妥協はせずに、他の誰にも作れないような旅ブログを作りたいですね。あぁ、もちろん表の目的が本分なので旅そのものを楽しむことは忘れませんよ。ただ、仕事というしがらみから離れて自己研鑽の時間を十分に持てる折角の機会なので、一石で何鳥も狙いたいだけです。

さて、一人語り的な要素がだいぶ続いてしまったので、次回は世界一周チケットに対する僕なりの考察でも書いてみようかと思います。

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7th (Sat)
Nov 2009

世界一周旅行の目的

photo前回は一番インパクトの強い「ファーストクラス」についてから語りだしたものの、この旅の第一目的は、あくまでも「世界一周旅行」です。前からずっと行ってみたかったんですよね。「この働き盛りの年にもったいない。若いうちは身を粉にして働いて、引退してから悠々自適な旅行をすればいいじゃないか」と言われたこともあったのですが、それじゃぁ、かなり遅いのです。「やらなきゃよかった」より「やっときゃよかった」の方が数倍悔しいということは、身を以て知っています。引退後に世界一周クルーズにでも出るのはアリかと思いますけど、いろいろと無茶がしやすい20代のうちにこの旅に出ることは、人生経験の上でプラスになりこそすれ、マイナスになるようなことは殆どないでしょう。

それに昔から言うじゃないですか、「かわいい子には旅をさせろ」と。

濃密な経験を

「自分探し」と言うと揶揄されるかも知れないけれど、旅は絶対に人を成長させると思います。計画を練ることから始まり、様々な土地での暮らしぶりや価値観に触れて、新たな友人を作り、また他の土地へと移っていく。一か所一か所に留まれる時間はごくわずかでも、意識して過ごせば、その分各々で濃密な時間が過ごせそうです。
別にアフリカの大草原に行ってみたいとか、パリのシャンゼリゼ通りを歩いてみたいとか、特別な目的地はないのですよ。このまま日本国内にいてはできないような濃密な経験をしてみたい。そしてその経験を通して自分自身のキャパシティを広げたいというのがこの旅行のそもそもの目的です。

そして、その「濃密な経験」という言葉を通して、一見すると相反する「ファーストクラス」と「バックパッカー」というふたつの言葉が繋がります。上空の彼方で至高のサービスが提供されるファーストクラスと、何から何まで自力で手配するバックパッキング、旅のスタイルとしては対極にあるのかもしれませんが、旅の悦しみは共に最高峰。中途半端に予算を調整して平凡な旅をするくらいならば、思いきって極端に割り振った方が絶対に面白いことができそうです。

違いを楽しむこと

最近の僕は意図的に「違いを楽しむ」ことを念頭に置きながら、生活をしています。ロブションのコースも、吉野家のつゆだくも、それぞれに良さがあるのですから、どうせなら両方とも美味しいって言えるようになりたいなと。

普通、ファーストクラスに乗るような人って、ドミトリーの部屋になんか泊まるわけないですよね。でも、安宿って意外と楽しいんですよ。むしろ、その場での新しい出会いが次々と発生するので、一人旅には最適なのです。僕は普段はひとりで過ごすタイプの人間ですが、たまに人恋しくなったら、そこに誰か同じような旅人がいて話ができるというのはおいしいです。

そして、実際僕はこちら側の人間ですが、普通、ドミトリーの部屋に泊まっているような人って、ファーストクラスになんか乗るわけないですよね。いや、「乗れるわけない」が正しい表現か。前回のエントリーにあるように、金銭的な問題は意外と小さいんですけどね。あとは気分の問題です。そして背伸びって大事だと思うんですよ。分不相応かもしれないけど、そこに普段の自分とは違う世界があるということを体感して、「いつかはここに」って思っていると、ほんとにいつの間にか辿りついてしまうものなのです。

つまりは、いいとこ取り

ファーストクラスとバックパッキング、この二つの激しい旅のコンセプトが同居したら、普通の人では滅多にできないような濃密な経験になるのではないかなぁと期待しています。
はい、以上が表の目的。では裏の目的はあるのかというと、それはまた次の機会に。

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photo世界一周旅行、それは長年の夢。 特に2005年から2006年にかけてのオーストラリア留学で海外生活の愉しみを知って以来、新たな旅への憬れは日々深まるばかりでした。 そしてついに、その新しい旅を始めるときがやってきたのです。2009年大晦日、僕は愛用の巨大なバックパックを背負って世界一周の旅に出発します。 でも、ただのバックパッキングじゃぁ、あんまり物珍しくもない今日この頃、もうひとつ面白いコンセプトを追加してみようと思うのです。 ファーストクラスの飛行機で飛び回るってどうでしょう?

ファーストクラスって高すぎる。。

ファーストクラスでのフライト、夢の世界ですよね。快適なフルフラットのシート、上空1万メートルとは思えない食事、豪華なラウンジ…、僕は普段は常にエコノミー使用の一般庶民なのですが、飛行機に乗るたびに遭遇するあの格差に、いつかは自分も乗ってみたいものだと空想を膨らませていたものです。 が、しかし、先立つものがとんでもない。JALのサイトで運賃検索をかけてみると、週末でのファーストクラス成田、NY間の往復が¥2,000,000超!HISなどの格安チケットのエコノミー席なら10万もかからないというのに。 市場価格にして20倍もの差が発生するとなると、いくら最高レベルのサービスが受けられるからと言っても、おいそれと手を出せる代物ではなくなってしまいます。

裏ワザ発見!?

ファーストクラスはなんて夢、憧れの世界。地道にクレジットカードのポイントなどで陸マイルで稼げば5年後くらいに乗れるかもなぁ。そんな程度に捉えながら日々を過ごしていたところ、僕はある事実に気が付いてしまったのです。「世界一周航空券」を使用すればかなり割安にファーストクラスに乗れるということに。[世界一周航空券:各航空連合(ワンワールドとかスターアライアンス)から発売されている特殊なチケット。詳細はまた今度語ります。] かなり昔から存在は知っていたのですが、実はこの世界一周航空券、アッパークラスの価格設定が相対的にかなり低い。参考までに、僕の使用するワンワールド グローバルエキスプローラー(5大陸)だと、ファースト:120万弱、エコノミー:40万弱、という設定でこの場合の価格差は僅か3倍です。さらに実際には全クラスほぼ共通で税金やガス代などの諸費用が10~20万ほど追加されるので相対差はさらに縮まります。ちなみに、シドニー、ロンドン間のようなロングフライトを行程に入れてしまうと、その一本だけでほとんど元が取れてしまう計算。これはかなりお買い得な気がしてきました。

せっかくだし、乗ってみよう

80万という追加出費は確かに大きいですが、これは僕の夢の旅なのです。世界一周旅行航空券利用を前提に考えると、16回分もファーストクラスに乗れてこの価格差なら、手を出してみる価値は十分にありそうです。(ただしこの数は、あくまでも理論上の話、多くの便ではファーストクラスの設定がなく、その場合にはビジネスクラスの利用になる模様。まぁ、いずれにしてもエコノミーから比べたらサービスの質は雲泥の差なのでしょうが。) でも別にホテルから食事から何から何までファーストクラスで統一するわけじゃぁないですよ。ってか、そんな金持ちじゃぁないし。 リッツやハイアットに泊まり続けながらの豪華旅行も、できることならやってみたいのですが、使用する宿は基本的にいわゆる安宿のドミトリールームメインにする予定です。だから、ファーストクラスバックパッカー。ホントにバックパックキングする予定で、ファーストクラスに乗ることよりも、実際のところこっちの方が旅の本分だったりします。まぁ、この辺りは今後の更新で。

というわけで

一味違うバックパッキング、ファーストクラスバックパッカーの始まりです。 これから、出発までは準備のことや心構えなどを書き連ねつつ、出発後もPC持参で現地で撮った写真とともに更新していく予定なのでお楽しみに。

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