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16th (Sun)
May 2010

[day53] FITC Amsterdamのあとで

神のお導きとしか思えないアクシデントからやってきたアムステルダム。実はFITCは入場料400€以上もする高額イベントなうえにチケットは既に完売御礼状態だったのですが、Adobe EdgeのライターですということでPress扱いでの入場に成功しました。ほんと、Adobeの影響力は凄い。セッションの詳細などは、それこそEdgeに寄稿したレポートを見てもらいたいのですが、世界中のスーパークリエーター陣によるプレゼンテーションは、今までの旅行中のどんな出来事よりも興奮しました。ほんと、今すぐ帰国して制作に打ち込みたいとまで思ってしまうくらいに。やはり、僕はこの業界のことがかなり好きなんだと思います。

そして、これは昨年のFITC Tokyoのときにも感じたことなのですが、実はプレゼンの中身と同じくらい感銘を受けたのがスピーカー陣のプレゼンそのもののうまさ。彼らはある意味「オタク」な人たちなのですが、大衆の前で喋り慣れているのか、流れるようにスムーズなプレゼンをする人たちが殆ど。そして、ただ棒読みでスライドを流すだけでなく、笑いを織り交ぜ、必要なところは強調し、聴衆の注意を常に引き付けて離しません。F-siteやMAXなどで日本人のプレゼンも多く見ていますが、ここまで手慣れている人たちはあまりいないかと。もし、何らかの機会に自分が登壇することになったら、ここで観た彼らのスタイルをうまいこと取り入れてみたいなぁと思いました。

それにしても、こうやって世界のトップレベルの仕事を間近で垣間見てしまうと、僕自身の今後のキャリアのことも、少し真剣に考えたくなってきます。まだ、この旅は四分の一にも差しかかっていないのですが、帰国後のことが頭をよぎります。多分このままずっとWebの仕事をしていれば、日々の暮らしに困るようなことはないと思うのですが、彼らのようなトップまで上り詰めるにはどうしたらいいのかと。例えば、このFITCの場にスピーカーとして呼ばれるくらいすごい人になるためにはどうしたらいいのかということを考えてしまいます。

でも、僕自身は彼らのような変態的なクリエイティビティはないことは分かっているので、何か別のことで勝負できるようにならなければ。自分の唯一とも言っていい武器は、間違いなくバーサーティリティ(ポジティブな意味での器用貧乏)。まぁ、昔から志向していたことではあるのですが、これを活かすためには究極のゼネラリストになるしかないかと。デザインもプログラムも物書きも写真もビジネスも英語も音楽も全てやって、クリエイティブなプロセスの中心に立ちたい。最低でも各分野のプロから「こいつなかなかできるな」と認められるレベルまでそれぞれのスキルを伸ばすことができれば、最終的にはそのプロ達をまとめて率いれるようになれるはずです。やることはめちゃくちゃ多いですけど、それこそ変態的なくらいに色々なことができなくては、各分野の変態達とは付き合っていけないのです。

あー、なんだかんだで「自分探しの旅」になっちゃってますね。この旅。昔から朧げながら意識していた方向性がより明確になってきた気がします。あとは、考えるだけじゃなくてもっともっと行動に反映していかないとね。

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