旅行記

シドニー→ドバイ2シドニー発、ロンドン経由、ドバイ行き。シドニー→ロンドン24時間、ロンドンでトランジット15時間、ロンドン→ドバイ7時間。その他待ち時間などを含めると、都合48時間以上かけての大移動です。誰が聞いても「何か間違ってない?」と言ってくるのですが、僕にとってはむしろ「ファーストクラスバックパッカー」ハイライトのひとつ、ファーストクラスというものを完全に堪能した2泊3日となりました。というわけで、前回からの続きです。

ヒースロー ブリティッシュエアウェイズ コンコルドルーム

シドニー→ドバイ2ヒースロー空港の最新ターミナル、T5。ここのファーストクラスラウンジの一角にはファーストクラスへの搭乗者しか利用できない、コンコルドルームと言う特別な部屋があります。直前に滞在していたシドニー然り、いわゆる「ファーストクラスラウンジ」はマイレージの上級会員にも提供されていることが多いのですが、ここだけは別格で、その日のファーストクラスのフライトチケットを持っている人しか利用できません。例によって、飲み物のオーダーを聞きに来られて驚きました。英語のレベルが最敬礼状態。滅多に使われませんけど、一応英語にも敬語ってあるんですよ。"Would you care for --?"という言い回しを初めて使われました。

シドニー→ドバイ2調度品の類もかなり豪華。シドニーのファーストクラスラウンジはシンプル&モダンを追求したスタイルでしたが、こちらはクラシック&ラグジュアリーと言ったところかと。シャンデリアとかぶら下がってますし、暖炉まである(ただし火は液晶ディスプレイでしたけど)。さすが英国は一味違う。さらに食事に関しては半個室のレストランスペースが用意されていてそこで落ち着いてとることも可能です。もう、高級ホテルのレストランもびっくりな仕様ですね。でも、味に関しては残念なことにそこそことしか…。いや普通に食べれるのですが、この最高レベルの空間の割にはあまり感動がない味だなぁと。贅沢すぎる話なのはわかってますけど、折角のプレミアム空間なのでもう少し頑張って欲しいなぁというのが本音です。

BA109 ロンドン→ドバイ

シドニー→ドバイ2コンコルドルームには13時間ほど滞在。ずっとフレッシュジュースを飲みながら写真を編集したり、ブログを書いたりしていて、ちょっと飽き出したタイミングで搭乗時間になりました。このフライト、ロンドン時間で21時半発のフライトなのですが、それってつまり、シドニー時間で翌早朝。搭乗の際は軽い徹夜明け状態のコンディションです。そして到着時刻はドバイ時間で9時半、ロンドン時間で4時半、そしてシドニー時間で15時半、もう時差がわけのわからないことになってますね。おかげで機内ではワインを一杯飲んだだけで、何も食べずに就寝という最高の贅沢をすることに。結果的に目覚めは快調で、この旅で初めて機内で朝食をまともに食べられましたけど。

ドバイ入国

ドバイへの入国は簡単と言われています。日本人はノービザでOKですし、実際、パスポートコントロールでは宿の住所だけ見せれば簡単にスタンプを押してもらえました。でも、その後の税関でトラップが。特に申告するものもないので"Nothing to Declare"のゲートを抜けていったら、なぜか係員に止められ近くのテーブルへ。「バッグの中には何が入っている?」と。「いや、ごく普通に生活用品だけど」と答えると「じゃぁ、中を開けて見せてくれ」ですって。そこから小一時間くらいかけて、バッグを全部ひっくり返して一つ一つ説明です。しかも、係官の英語レベルが低すぎてMedicine for hay fever(花粉症の薬)とか言っても通じないし。ジェスチャーも交えて全て説明し、最終的に個室の中に連れ込まれ、全身のボディチェックが入って検査終了。

どうも、注意深く周りを見ていると、バックパックを背負った人たちが特に重点的に狙われていたようです。まぁ、貧乏バックパッカーが気軽に来るような国じゃぁないですからねぇ。向こうも任務に忠実なだけで悪気があるようには見えなかったので、素直に協力してましたけど、できることならこういったことは、今後なるべく発生してほしくないものです。

シドニー→ドバイ1シドニーには7泊ほど滞在。ここ一カ月くらいの間ずっと友達の家にお世話になりっぱなしでしたが、今回からはシティから少し離れた安宿で久しぶりのバックパッカー生活を再開です。まぁ、ここは以前も訪れたことがある上に、宿からシティまで徒歩40分以上かかるということで、観光らしいことをしたのは1日のみ。JALに世界一周航空券の書き換えに行くついでに、ハーバーブリッジやオペラハウスと言った主要どころの写真を撮ってきました。それ以外の日は宿の近くのカフェで日記を書いたり、自分で買ってきた肉でステーキを焼いたりとのんびりな生活。あとはお小遣い張アプリケーションを自分用に作ってみたりとか。機能的には必要十分なものができたので、UIをもう少し作りこんで公開とかしてみたいですね。

むしろシドニーでのハイライトはロンドン経由ドバイ行きのフライトです。シドニーからドバイに直行するのもアリだったのですが、シドニー、ロンドン間は世界でも有数の長距離路線。総フライト時間は24時間程で、しかも噂の超豪華ジェット、A380が就航しているのです。ファーストクラスを優雅に堪能するのに、これ以上にふさわしいいフライトはないでしょう。普通に乗ったら片道だけで13000AUD(100万円以上!)もしてしまう路線ですが、僕の場合は問題なく世界一周航空券の一区間として予約できました。うーん、やっぱりこのチケットのお得度は半端ない。

シドニー カンタス ファーストクラスラウンジ

安宿にいるくらいならラウンジにいたほうが快適ということで、早めに宿を出たのですが、ちょっと空港に着くのが早すぎ(笑)。荷物がなければそのまま入れたらしいのですが、少なくともシドニー空港のカンタスカウンターでは荷物のチェックインは4時間前とのこと。僕が到着したのはそれより更に2時間前で、結局カウンターの前のソファでずっと待たせてもらうことに。まぁ、それでもソファの座り心地はかなりよく、宿の硬い椅子で待っているよりはだいぶマシなのですけどね。

シドニー→ドバイ1ようやく入れたシドニーのファーストクラスラウンジは、云わばカンタスの総本山。彼らが一番気合いを入れているラウンジです。天井がとても高く、広い空間をうまく活かした室内は高級感たっぷり。それでいて、内装はいたってシンプルなモダンオーストラリアンスタイル。他にも何箇所かカンタスのラウンジは利用していますが、押し並べてカンタスはセンスがいいなぁと感じます。適当なソファーに腰をかけると、スタッフが歩み寄ってきて「お飲み物は?」と聞いてきました。とりあえずはフレッシュジュースを頂きつつ、iPhoneでネットをチェック。目の前の大きな窓からは離着陸する飛行機がすぐそこに見えます。

シドニー→ドバイ1やや小腹も空いていたので食事も頂くことに。セルフサービスのスナックカウンターもあるのですが、基本はメニューからオーダーして貰ってきてもらうタイプで、コースメニューからアラカルトまで一通りそろってます。さすが、本格的なキッチンがあるだけあって、クオリティも高級レストラン並み。多分というか絶対、機内食より美味しい。しかも、当然ですが無料で食べ放題&飲み放題。ワインのラインナップはファースト機内の方が上そうですが(このラウンジにはファーストクラスの搭乗者以外にも、マイルの上級会員も入れるので)食事に関してはラウンジである程度済ませてしまうのもありかもしれません。その後、シャワーを浴びたりデザートのアイスを再度頂いたりしていたらあっという間に搭乗の時間になりました。

QF44 シドニー→ロンドン

シドニー→ドバイ1外から乗り込む機体を見たらなぜかそこには期待していたA380ではなく、旧型のボーイングが。内装も以前香港から乗ったものと同じです。CAにA380じゃないの?と聞いてみたら「今日はメルボルン便で使われてるよ」とのお返事が。うーん、僕が予約を入れた時にはA380って書いてあったのになぁ。まぁ、半年くらい前の予約ではあてになりませんよね。もちろん、旧型でもフルフラットになりますし、プライベートの空間がかなり確保されていたので快適だったのですが、既に一度乗ったことのある型だったこともあり、落胆の色が。これはいつか自分の力で乗れという何かのお告げなのですかね?

それでも、テンションが上げてくれるのがファーストクラスの食事、というかワインです。何度もこのブログで書いているように、オーストラリアには1年ほど住んでいたので、オーストラリアンワインの銘柄はそれなりに詳しいのでが、ワインリストの中に今回の意気消沈を一気に覆す逸品が。"Leeuwin Estate Art Series Chardonnay" 世界中の名だたるワインを抑えてブラインドテストで一位にも輝いたことのある、西オーストラリアの誇る最高級白ワインです。嫌な香りや酸味が一切せず、スルスルっと飲めてしまう。前回の香港→シドニー便は実質2時間くらいしか食事を楽しむ時間はなかったのですが、今回はまるっと一日あるわけで、翌日に残らないように気をつけながら、十分に堪能させてもらいました。

ドバイまでは長くなりそうなので、後半に続きます。

Entry Info

8th (Mon)
Mar 2010

[day39] 空を飛んだ日

空を飛んだ日ニュージーランドからシドニーへの移動日。この日は忘れられないイベントが。なんと軽飛行機のパイロットデビューをしてしまったのです。ニュージーランドには飛行機の同好会&教習所みたいなところが何箇所もあって、日本で乗るよりも相当安価に挑戦が可能で、グラントが近くの飛行場まで家族と一緒に連れて行ってくれました。

今回、僕が操縦するのは二人乗りのセスナ機。コックピット内には二組の操縦桿と捜査ペダルがあって、片方を僕、もう一方を教官のおじちゃんが担当します。受付を済ますといきなりコックピットに乗せられ、その場でペダルの仕組みなどの簡単なレクチャー開始。そしてそれが終わるとすぐにエンジン点火。「じゃぁ、さっき言ったように足元のペダルで方向をコントロールして滑走路に向かってくれ」って、日本の車の教習の方がよっぽど厳しいんですが。

若干ヨタヨタしながらもなんとか滑走路まで到着。隣のおじちゃんの確認のもと、エンジンが全開で回りだしました。そして、フルスピードで滑走路を走りだ出してから数秒後、「ちょっと、そこのレバー手前に引いてみようか」と言われたのでやってみると、と、飛んだ、飛行機が。重力から一瞬だけ解放されるような感覚。これはちょっとクセになりそうです。

空を飛んだ日飛行機はそのままオークランド市街空を通過し湾のあたりへ。ここなら最悪落ちても大丈夫ということなのでしょうか、旋回など自分の好きなタイミングで試していいとのこと。一応、普通乗用車の免許は持っているのですが、飛行機の場合は3次元の空間把握が必要になってくるので大分勝手が違いますね。"ヨー"とか"ピッチ"とか、3Dグラフィックソフトで学んだ動きの知識がまさかこんな場所で役立つとは。当初は少し曲がるだけでも怪しかったのですが、慣れてくると段々意図した方向へ飛べるようになってきました。

そして「ちょっと上空からの写真を撮りたいんだけど、操縦代わってもらえるか?」とおじちゃんに尋ねてみたところ、彼がノリノリになってアクロバット飛行に突入。いやいやそんなサービスいいですから。僕は写真が撮りたいだけなのに。乗り物酔いしやすい体質の僕にはちょっとGがキツ過ぎました。今回は体験飛行ということでトータルで僅か30分というかなり短いフライトだったのですが、もう少し長くアクロバット飛行を続けられていたら、ちょっと酷いことになっていたかも。

空を飛んだ日着陸だけはさすがに初心者には無理なので、教官の出番です。滑走路を使わずに芝生のエリアに突入したのが謎ですが、さすがプロと惚れ惚れするような着地。殆ど衝撃のようなものがなく、機体がすぅっと地面に降り立ちました。そのあとで、機体をじっくりと見せてもらったのですが、驚くほどにシンプルな構造。計器の類も全てアナログ制御ですし、製造年を考えれば当たり前なのですが、きっと最新のハイブリッド車の方が圧倒的に複雑な仕組みをしていそうです。

「ちゃんとしたライセンスを取るには幾らくらいかかるのかなぁ?」と、最後におじちゃんに聞いてみたところ、「大体1万ドルあれば余裕」とのこと。ニュージランドドル計算なので、現在のレートで60万強あればなんとかなってしまうということではないですか。ちょっと気になって調べてみたら、自家用機扱いなら海外で取得した免許を日本用に切り替えることも容易そう。ニュージーランドの他にもオーストラリア、フィリピン、グアム、航空留学という産業まであるくらいなんですね。いつか本格的にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

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