旅行記

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11th (Thu)
Feb 2010

[day15] パースの親友

パースの親友今回のパース滞在は、現地での親友とも呼べるヨハンの家に2週間お世話になりました。彼は僕より一歳年上なだけなのですが、大学卒業後すぐに自分の雑貨屋をパースシティに開き、現在では3店舗にも拡大しているというなかなかの経営者です。東京にも何度か仕入れで来ていて、その際には僕の部屋のソファで寝ていたりしたこともありました。僕がパースに着いたタイミングでは多忙な彼は韓国で仕入れの最中だったのですが、部屋自体は空いているので好きに使っていいよと素敵なオファーをしてくれたので、久しぶりにパースでの一人暮らしをさせてもらうことになりました。

別の友人に連れられて部屋に到着したらいきなり驚きが。いや、多少は予想していたけど、センス良すぎです。パースでは珍しい二階建てのタウンハウスで、一階のキッチンから上の階に上がると、天井高が4メートルはあろうかというロフト付きワンルーム。無垢材のフローリングと天井に、北欧風の家具がよくマッチしています。お店の売り物と思われるお洒落な雑貨類が棚のいたるところに散りばめられている様はインテリア雑誌のお手本を見ているよう。今度彼が東京にやってくるときには、これに負けない部屋を作っておかなくちゃなと思うと軽くプレッシャーです。

パースの親友ちなみに、ヨハンのお店は名前をPigeonholeと言い、彼が世界中から仕入れてきたお洒落雑貨を販売しています。セレクションのセンスはパースでも随一なのではないかと。これならばお店をそのまま代官山に持ってきたところで通用するでしょう。そんなに大きな店舗ではないのですが、常に新しい商品を様々なルートで見つけてきているらしく、訪れるたびに面白い出会いがありそうです。ロンドンコートというパース市内でも有名な商店街の一角にもお店がありますので、パースへいらっしゃった際には是非ともお立ち寄りくださいませ。

ヨハンの帰国後は、彼の案内でパースに新しくできたバーに行ってみたりもしました。オープンテラスのバーで軽く飲みながらビジネス&デザイン談義。ちょっと硬めの話題をリラックスしながら語れるこの関係がすごく心地いいです。そして、帰宅後は二人してソファ座ってラップトップと睨めっこ。僕はブログのメンテナンスがありますし、彼はメールの処理やカタログのデザインなどを決めなくてはいけません。お互いに気を遣いながらも干渉はせず黙々と作業をする姿は、傍から見たらかなりシュールな光景だったでしょう。

どうやらこの二人かなり性格が似ているようなのです。当初の出会い自体はかなり偶然だったのですがその偶然には大感謝です。これからもこの友情を大切にしていきたいですね。

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9th (Tue)
Feb 2010

[day14] 香港→パース

香港→パースこの日の夜に香港からパースまで丸一にかけての移動です。ただ、パースへの直行便にはファーストクラスの設定がないため、とりあえずファーストでシドニーに移動し、そこから別途手配のチケットでパースに移動しました。この後のパース→メルボルン→オークランド→シドニーはカンタスの格安航空券による独自手配です。世界一周航空券には16回の回数制限があるのですが、今回のように独自手配のフライトを組み合わせることによりより多くの場所へ訪れることができるようになります。

QF128 Hong Kong to Sydney

香港空港のカンタスファーストクラスラウンジは税関を抜けたすぐ横。プライオリティーレーンのおかげで税関はあっという間にクリアしたのですが、その後の看板が見つからずかなり迷ってしまいました。セキュリティの関係上難しいのかもしれませんが通関後のエリアにも地図とかをきちんと配置してもらいたいものです。でも、いざ中に入ってしまえばそこは別世界、なかなか優雅な空間が広がっています。空港の建物をうまく活用した作りになっていて天井がものすごく高く、これが高級感の向上につながっている気がしました。シャワーを浴びたり軽くアイスクリームなどを食べていたらあっという間に搭乗の時間です。

香港→パース機内はまさに絵にかいたようなファーストクラスでテンションが上がります。前回のJALバンコク便とはえらい違い。近未来的なデザインのシートは一つ一つが独立している作りで、オットマンと組み合わせるとフルフラットのベッドに早変わりします。寝るときにはお願いするとシーツを敷いてターンダウンをしてくれるらしいのですが、強烈な眠気に襲われてしまって気が付いたら自分で倒して眠ってました。まぁ、シーツなんてなくたって快適なことに変わりはないのです。

香港→パース機内食はコース内の料理を自分で選択していく方式で、僕はメインに牛ステーキを選択。しばらくすると、オージービーフの巨大なものが運ばれてきました。味付けはシンプルですが一緒に出てくるワインとの相性はばっちりです。そう、ワイン。このフライトではオーストラリアを代表する高級ワインが飲み放題なのもうれしい限り。 Leeuwin Estate, Penfolds, Pierroなどミーハーな僕にはたまらないワイナリーの上級レーベルがセレクトされていて目移りしてしまいます。睡眠時間を鑑みると実質2時間くらいしか食事の時間がなかったのですが、テイスティング程度に少量ずつ飲みながら様々なワインを楽しませてもらいました。

QF571 Sydney to Perth

その後のシドニーからパースへの5時間のフライトは前述の通り格安航空券で別途手配したエコノミー。ファーストで到着してるんだから国内便もラウンジとか使えるかなと期待していたのですが、世の中そんな甘くはなく。8時間くらいを空港内でつぶすことになってしまいました。まぁ、ネット接続は有料だったものの電源が確保できたので、ブログ記事を書いたり、日本からの持ち出し仕事を終わらせたりと、やっていたことはラウンジ内と大して変わらないのではないかと。

ちなみに座席は運よく隣が空席。そのおかげで座り心地だけならバンコク→香港のビジネスクラスよりも快適なくらいでした。サービスの質的にはビジネスのほうが圧倒的にいいのは間違いなさそうなのですが、格安航空券VS正規ビジネスだと10倍近い価格差があるんですよねぇ。それを気にしなくなる余裕をいつか身につけたいものです。

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7th (Sun)
Feb 2010

[day11] 香港2日目

香港2日目香港2日目は友人たちの案内による香港ツアー第二弾。お昼に飲茶を頂いた後で、バスに乗って昨日も訪れた九龍エリアへ出発です。香港は公共交通網が世界一発展している都市のひとつで、どこへ行くにもバス/電車/フェリーがお手軽な料金で移動できます。特にバスは格安で1時間くらいの道のりでも100円程度。路線が複雑すぎて使用するのが大変そうですが、慣れれば非常に便利な足になりそうです。

食材市場

香港2日目まずは地元の食材市場へ。「前に他の日本人の女の子をここに連れてきたらちょっと微妙そうな顔をされたからちょっと心配だけど…」と友人は言ってましたが、確かに凄い光景と匂いがあたりに広がってます。まず目に飛び込んできたのは、丸ごと干されて首から吊られているアヒルとソーセージの束。魚屋では普通の魚にまじって貝やらヒトデやらが発泡スチロールに貯められた水の中でうごめいてます。ちなみに「あまうお」なる日本製の苺(青山県産)がちょっと高い値段で売られていたので写真を撮ろうとしたら、お店のおばちゃんに怒られてしまいました。うーん、なんでだろう(笑)。

SOHOエリア

香港2日目香港島に戻ったあとは、いわゆるSOHOエリアと呼ばれるシティの中心地へ。石畳の階段に沿ってカフェやバーなどが並んでいるお洒落な地域で、今までの観光してきた古典的な中華風とは少し違います。若者がカメラに向かって思い思いのポーズをとっている姿もちらほらと。ただ、完全な洋風かと言えばそうでもなく、周囲の建物は香港を象徴するような年代物の狭そうな雑居ビルで、あたりには薄汚れた中国語の看板も点在し、洋風と中華風が完全に溶け合っているのです。多分、ここが僕の思い描いていた香港という都市に一番近い気がしますね。

香港2日目そして、ここSOHOエリアでおやつとして食べたのが「香港トースト」という食べ物。ただのパンにコンデンスミルクを塗っただけのトーストのようなのですが、これがなかなか香ばしくて美味しいのです。一緒に飲んだミルクティーとあわせて、香港人のソウルフードなのだそう。トーストとミルクティー、これは間違いなくイギリス統治時代の名残かと。ちなみに、実際に香港の人たちがどんなものを食べているのか聞いてみたところ、中華料理全般と、日本食と洋食がほぼ同じ割合とのこと。って、日本食健闘しすぎじゃないですか!?まぁ、この友人の場合は日本が大好きなので、若干バイアスがかかっている面はありそうですけど、それでも日本食がポピュラーなのは間違いないようです。

日本大好き香港人

確かに香港での日本に対する人気は半端ないようで、いたるところに日本のレストランやショップが目につきます。和民、大戸屋、吉野家、ペッパーランチ、銀だこ、フレッシュネスバーガー、モスバーガー、LOFT、そごう、無印良品、ユニクロ、ピーチ・ジョン、graniph、軽く思い出すだけで止まらないくらいに。こういった日本のチェーン店が進出してきた例だけでなく、ローカルの日本食レストランやグッズ屋さんも多いので香港の人は常に日本の文化に触れていることになります。友人の一人が、「日本に侵略されたんだよ、文化的にね」と笑いながら言っていました。

でも、僕は逆に香港のデザインが好きになってしまいましたよ。派手でありながら嫌なケバさを感じさせないデザインは中華圏の華やかさをイギリス譲りの感性で洗練させた結果でしょう。香港に着いてから発覚したことですが、僕が東京で購入したお気に入りのジーンズは実は香港のブランドだったという。穴があいたりしていた若干汚れが入っているジーンズなのですが、基本的にはスタイリッシュにまとまっているのでシャツ類ともよくあいます。確かにここのお店も表参道で国籍不明感を出してましたが、香港にある本店らしき建物を見て妙に納得してしまいました。

同じ漢字文化圏で西欧諸国の影響をひと際強く受けてきた歴史のある日本と香港。でも、数千年と続く独自の譲れない文化も持っている。似ているけどやっぱり違うくらいの距離感がお互いを引きつけるのかもしれないですね。

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