Entry Info

Park Hyatt Tokyo 31日の出国便が午前発で、実家のある静岡から成田空港に当日直行することが難しそうだっため、前日泊として以前から憧れていたパークハイアット トーキョーに滞在することにしてみました。ホテルからバスに乗れば、一直線にターミナルまで連れていってくれます。万が一、寝坊しかけてもホテルの人にたたき起こしてもらえるから安心ですしね。ちなみに、エアポートリムジンはホテル滞在者じゃなくても利用可能なので多くの人におすすめですよ。

このパークハイアット トーキョー、もう5年以上も前からいつかは素敵な誰かと一緒に泊まってみたいと夢見ていたホテルなんですよね。その後、なんと実の妹がここに就職してしまい、レストランなどは一気に身近になりよく利用させてもらっていたのですが、さすがに宿泊に関して高嶺の花のまま。いろいろな世界を見てくるというこの旅の目的にも合致しているので、出発前に是非とも泊まってみたいと考えていたのですが、パークハイアットは都内でもトップ中のトップ。なかなか他の高級ホテルと違ってディスカウントサイトでも全く値引きの無い超強気設定な上に、ダメもとで妹に尋ねた家族割についても年末年始は割引対象外とのこと。それでも「やりたい事はできるだけやっておく」がモットーな僕は、結局、ノーマルランクのデラックスルームをラックレートで予約してしまいました。

クラブ オン ザ パーク

パークハイアットといって、真っ先に思いつくイメージの一つが地上46階にあるジム&プールです。他の利用者がいたため、写真は取れませんでしたが、高くて開放感のある天井と都内を見下ろす夜景、プールが20メートルと若干短めなのが玉に瑕ですが、こんなところで毎日エクササイズができたらワークアウトへのテンションも余計に上がることでしょう。スパエリアへは時間の関係もあり足を延ばせませんでしたが、クロールで一キロ弱のゆっくりスイムで夕飯への腹の準備はバッチリです。

最後の晩餐

Park Hyatt Tokyoそして最後の晩餐はNew York Grill & Barで。パークハイアットそれ自体もそうなのですが、数年前のアカデミー賞映画、Lost in Translationでの印象がかなり強烈に残っているレストランです。今回は、窓際の席を用意していただいたのですが、この夜景とレストランの雰囲気ならば、ちょっと気がありそうな女の娘なら一瞬でグラっと来てしまうんじゃないですかね。
ちなみに、コースで頼むとかなりボリュームが有るというインサイダー情報を得ていたので、オーダーはアラカルトで牛ステーキをメインに何点か。多分、他にも美味しいところはいっぱいあるのでしょうが、それでも、ここで食べた肉厚のあるジューシーな山形牛リブアイは僕の中のステーキランキングで暫定一位獲得です。

New York Barその後は、バーに移動してデザートタイム。妹たちからのメッセージ入りデザートに驚きもしながら、生演奏に耳を傾けつつ甘いものを食べていると、まるで映画の中の世界に迷い込んだよう。外国人のジャズカルテットが小気味よりリズムを刻み、様々な人種の客たちが思い思いに会話をしている姿を見ていると、ここはいったいどこの国なのだろう?という疑問すら湧いてきます。これからの旅行を控えている僕には、世界への思いを馳せる場として最適の場所だったのかもしれません。

お部屋も快適

Park Hyatt Tokyo部屋のクオリティは予想通りのいい部屋でしたよ。実は夏場にリッツ・カールトン トーキョーにも宿泊したことがあるのですが、10年以上もリッツより古いにも関わらず全く見劣りせず、というかむしろデザイン面ではパークハイアットの方が好みかもしれない。ミニバーの背後からガラスに透ける面光源、重厚な大理石の中にどんと置かれた浴槽、何も飾り気の無いベッド、どうにも、このデコレーションを抑えてエッジを利かせたスタイルが僕の感性にかなり合うようです。いつかは、自分の部屋もこんなスタイリッシュに整えられるといいのになぁなどということを、広い風呂で足を伸ばしながら考えていました。

夜景付きプール、美味しい食事、巨大な浴槽とベッド、夢のような時間をこのパークハイアット トーキョーで過ごしていたら、いつのまにか本当の夢から目覚め、時間は朝5時、空港行のバスの時間はもうすぐです。

Entry Info

30th (Wed)
Dec 2009

行ってきます。

いやいや、なかなか更新できなくて申し訳ない。僕は今、成田のJALファーストクラスラウンジにいます。これから、10:55(UTC+9)発のJA717便に乗って、16:05(UTC+7)にバンコクに到着予定。ついに始まってしまいましたよ。

このひと月の間、諸々の準備により相当忙しく、友人たちと会ったり、引っ越しをしたり、持ってく物を整理したりと、もうイッパイイッパイな状態でした。でも、なんとか全部今日までには終わったのです!

ちなみに、昨晩はあこがれのパークハイアットトーキョーで前日泊、素敵すぎる夜でしたよ。たぶん、ブログの本編はこのあたりからスタートしたいのですが、もう少しだけお待ちを。このラウンジでの時間も残すところあと僅か、向こうに着いたら定期的に更新するようにしますね。

あと、先日Twitterアカウントを取得しました。もっとリアルタイムなアップデートはsatoshionodaをフォローしてみてください。

では、行ってきます。

Entry Info

21st (Sat)
Nov 2009

世界一周航空券について

photo今回は予告通り世界一周航空券の仕組みと僕のプランについてのお話です。ググれば世界一周航空券についての記述はいくらでも出てくるのですが、今後このブログ内でリファレンスとして使用することもあると思いますので、簡単にまとめておきたいと思います。(注:これは2009年11月現在の情報を僕が個人的にまとめたものです。参考にしつつも最終的な判断はオフィシャルのルールに従ってください)

世界一周航空券とは、各航空連合から発売されている特殊な航空券です。フライト回数や方向の制限などルールがかなり複雑なのですが、「世界一周ゲーム」的に考えるといろいろと楽しみながら検討ができるかと。では、僕の選択肢だった日系キャリアが入っているワンワールドとスターアライアンスについて比較してみましょう。(ちなみにワンワールドは、加盟会社限定のワンワールド・エクスプローラーと、提携会社も利用できるグローバル・エクスプローラーの二種類の世界一周航空券プランを持っていますが、今回はワンワールド・エクスプローラーを比較検討の対象としています。)

共通事項

  • 一年間の間で最大15回の途中降機が可能(つまり、16回フライトができるということ)
    この回数はフライトコードごとにカウントされる。例えば成田→サンパウロという超ロングフライトの場合、JALXXという直行便(但しニューヨークで給油休憩あり)を使用すると1カウントだが、JALXX(成田→NY)+LANXX(NY→サンパウロ)というような組み方をしてしまうと、2カウント扱い。つまり、なるべく直行便を使用するのがセオリーとなる。
    また、成田→パース(飛行機)、パース→シドニー(電車で自力移動)、シドニー→ロンドン(飛行機)のような旅程を組んでしまうと、自力移動区間もカウントされて3区間分となる。
    ちなみに、最低フライト回数、最短期間も設定されているが長期の旅行者にとっては無いも同然。
  • ルートは必ず太平洋と大西洋を同じ方向で一度ずつだけ渡り出発国に戻るように組まなくてはいけない。また帰国時以外は一度訪れた大陸に戻ってくることができない。
    横周りで「世界一周」ということで。ちなみに逆行禁止に関する大陸/地域の区分がワンワールドとスターアライアンスでやや異なる。
  • 旅程だけ先に決めて日程はオープンで取得可能
    出発日だけは必ずフィックスが必要だが、残りはオープンで取得可能なので、大まかに行きたいところをリストアップして旅程を組めばOK。また、ルールに則っていれば手数料を払うことで旅程も一応変更可能。ただし、ずっとオープンにしておくのはかなり危険(詳細は次項参照)
  • フライトの予約クラスは正規チケットと異なる
    各フライトに「世界一周航空券枠」のような予約枠があり、仮に正規運賃での予約が可能な状況でも席が取れるとは限らない。したがって、オープンのまま放置しておくのは非常に危険なので、旅程が確定次第、席を確保すべき。もしくは後々の日程変更はできるので、暫定の予定で席を確定させておきつつ必要に応じて調整を入れる。
  • バラ売りで買うよりも圧倒的に安い価格設定
    これだけの柔軟なプランでありながらエコノミーなら30万位から有り。ファーストでも120万程度と正規のシングルフライトに比べるとかなりの割引率。ただし燃油サーチャージなど各種手数料は、申込時のレートによって別途追加。

ワンワールド独自の特徴

  • 訪れる大陸の数によってチケットの値段が変化
    4~6大陸プランの中から選択。飛行距離によるは制限はなし。
  • オーストラリア、中南米に強い
    全体的な規模感はスターアライアンスに劣るものの、カンタス航空(オーストラリア)、ラン航空(南米全土)、メキシカーナ航空(メキシコ)と各地域の代表的なキャリアが入っている。
  • ルールがやや複雑
    各大陸で細かい逆行禁止ルールや滞在可能都市数などが決められているので、旅程を検討する際は注意が必要。

スターアライアンス独自の特徴

  • 総飛行距離によってチケットの値段が変化
    最高で39,000マイルまでのプランがアリ。
  • 就航都市数が多い
    加盟航空会社、一日の便数ではワンワールドの倍以上。おかげで、行ける都市の選択肢も豊富。
  • ルールが分かりやすい
    マイル制限と根本的な一周ルールさえ気を付けていればほぼOKな明快ルール。

いやぁ、長いですねぇ。ちゃんと読みました?これでも大分細かい部分は省いたのですが、それでもこれだけの分量。世界一周チケットを使用する計画を立てようにもこのルールに慣れるまでに時間がかかりますね。ちなみに、ワンワールド、スターアライアンスともにオンラインプランナーが充実しているので、実際の予定がない人でも、プランナーで遊んでみると軽い旅行気分が味わえて楽しいかもしれません。

選択したのは

結局僕が購入したのは、ワンワールドの5大陸プランです。そして、その一番大きな理由はワンワールドには飛行距離制限がないということ。 というのも、僕はファーストクラスのチケットを購入すること前提で様々な条件を比べていたのですが、実は世界中のフライト総数の中でファーストクラスを含む3クラス以上で運行されている分はそれほど多くありません。どの航空会社も国内線や同一大陸内での中距離便の殆どがビジネスとエコノミーの2クラス設定で、この場合はたとえファーストクラスに乗る権利を持っていようとも自動的にビジネスにダウングレードです。逆に言うと、ファーストクラスを活用するためにはなるべく長距離便に乗る必要が出てくるということですね。まぁ、せっかくいい席に座るのですから、快適にロングフライトを楽しみたいです。
ただ、そんな長距離フライトを多用してしまうと、総飛行距離もあっという間に跳ね上がり、たとえば、前述した日本ーサンパウロ便なんぞに乗ってしまったら、それだけで軽く1万マイルオーバー。スターアライアンスのマックスが39,000マイルだということを踏まえると、この数字はかなり心もとなかったというわけです。確かにスターアライアンスの方が行ける場所は多いですけど、僕の場合は大きな空港に行きつつ、周辺を独自手配の飛行機や電車で回る計画なので全く問題なし。

一般論を言ってしまえば、実はビジネスクラスでチケットを購入するのが一番コストパフォーマンスがよく、僕も他の人には絶対にこちらをお勧めすると思います。ある程度のロングフライトでもビジネス以上なら快適でしょうし、ラウンジの使用権やマイルのボーナスなどエコノミーとの価格差以上の価値は絶対に出てくるはずです。
でも、このファーストクラスバックパッカーというキャッチーすぎるネタのを思いついて盛り上がっていた僕としては、ビジネスとファーストの価格差なんて、正直どうでもよかった。その差額40万円。得られる経験プライスレス。

ちなみに、最終的に僕が組んだルートは16フライトで66,000マイルオーバーという超ロングコース。赤道一周でおよそ24,000マイルなので、直線距離ベースだとだと軽く3周近くしちゃいますね。次回はこの驚愕ルートを大公開です。

Where I am

Loading map..

On Twitter

Loading Tweets..

Recent Entries

From Flickr

Powered by

  • expression engine
  • midPhase
  • 世界一周ブログランキング参加中

First Class Backpacker © Satoshi Onoda. All rights reserved.