Mar 2010
[day46] シドニー→ドバイ 1
シドニーには7泊ほど滞在。ここ一カ月くらいの間ずっと友達の家にお世話になりっぱなしでしたが、今回からはシティから少し離れた安宿で久しぶりのバックパッカー生活を再開です。まぁ、ここは以前も訪れたことがある上に、宿からシティまで徒歩40分以上かかるということで、観光らしいことをしたのは1日のみ。JALに世界一周航空券の書き換えに行くついでに、ハーバーブリッジやオペラハウスと言った主要どころの写真を撮ってきました。それ以外の日は宿の近くのカフェで日記を書いたり、自分で買ってきた肉でステーキを焼いたりとのんびりな生活。あとはお小遣い張アプリケーションを自分用に作ってみたりとか。機能的には必要十分なものができたので、UIをもう少し作りこんで公開とかしてみたいですね。
むしろシドニーでのハイライトはロンドン経由ドバイ行きのフライトです。シドニーからドバイに直行するのもアリだったのですが、シドニー、ロンドン間は世界でも有数の長距離路線。総フライト時間は24時間程で、しかも噂の超豪華ジェット、A380が就航しているのです。ファーストクラスを優雅に堪能するのに、これ以上にふさわしいいフライトはないでしょう。普通に乗ったら片道だけで13000AUD(100万円以上!)もしてしまう路線ですが、僕の場合は問題なく世界一周航空券の一区間として予約できました。うーん、やっぱりこのチケットのお得度は半端ない。
シドニー カンタス ファーストクラスラウンジ
安宿にいるくらいならラウンジにいたほうが快適ということで、早めに宿を出たのですが、ちょっと空港に着くのが早すぎ(笑)。荷物がなければそのまま入れたらしいのですが、少なくともシドニー空港のカンタスカウンターでは荷物のチェックインは4時間前とのこと。僕が到着したのはそれより更に2時間前で、結局カウンターの前のソファでずっと待たせてもらうことに。まぁ、それでもソファの座り心地はかなりよく、宿の硬い椅子で待っているよりはだいぶマシなのですけどね。
ようやく入れたシドニーのファーストクラスラウンジは、云わばカンタスの総本山。彼らが一番気合いを入れているラウンジです。天井がとても高く、広い空間をうまく活かした室内は高級感たっぷり。それでいて、内装はいたってシンプルなモダンオーストラリアンスタイル。他にも何箇所かカンタスのラウンジは利用していますが、押し並べてカンタスはセンスがいいなぁと感じます。適当なソファーに腰をかけると、スタッフが歩み寄ってきて「お飲み物は?」と聞いてきました。とりあえずはフレッシュジュースを頂きつつ、iPhoneでネットをチェック。目の前の大きな窓からは離着陸する飛行機がすぐそこに見えます。
やや小腹も空いていたので食事も頂くことに。セルフサービスのスナックカウンターもあるのですが、基本はメニューからオーダーして貰ってきてもらうタイプで、コースメニューからアラカルトまで一通りそろってます。さすが、本格的なキッチンがあるだけあって、クオリティも高級レストラン並み。多分というか絶対、機内食より美味しい。しかも、当然ですが無料で食べ放題&飲み放題。ワインのラインナップはファースト機内の方が上そうですが(このラウンジにはファーストクラスの搭乗者以外にも、マイルの上級会員も入れるので)食事に関してはラウンジである程度済ませてしまうのもありかもしれません。その後、シャワーを浴びたりデザートのアイスを再度頂いたりしていたらあっという間に搭乗の時間になりました。
QF44 シドニー→ロンドン
外から乗り込む機体を見たらなぜかそこには期待していたA380ではなく、旧型のボーイングが。内装も以前香港から乗ったものと同じです。CAにA380じゃないの?と聞いてみたら「今日はメルボルン便で使われてるよ」とのお返事が。うーん、僕が予約を入れた時にはA380って書いてあったのになぁ。まぁ、半年くらい前の予約ではあてになりませんよね。もちろん、旧型でもフルフラットになりますし、プライベートの空間がかなり確保されていたので快適だったのですが、既に一度乗ったことのある型だったこともあり、落胆の色が。これはいつか自分の力で乗れという何かのお告げなのですかね?
それでも、テンションが上げてくれるのがファーストクラスの食事、というかワインです。何度もこのブログで書いているように、オーストラリアには1年ほど住んでいたので、オーストラリアンワインの銘柄はそれなりに詳しいのでが、ワインリストの中に今回の意気消沈を一気に覆す逸品が。"Leeuwin Estate Art Series Chardonnay" 世界中の名だたるワインを抑えてブラインドテストで一位にも輝いたことのある、西オーストラリアの誇る最高級白ワインです。嫌な香りや酸味が一切せず、スルスルっと飲めてしまう。前回の香港→シドニー便は実質2時間くらいしか食事を楽しむ時間はなかったのですが、今回はまるっと一日あるわけで、翌日に残らないように気をつけながら、十分に堪能させてもらいました。
ドバイまでは長くなりそうなので、後半に続きます。