宿情報

憧れのルフトハンザファーストクラスターミナルフランクフルトでは、Five Elements Hostelという宿に滞在していたのですが、ここがかなりの大当たり。この旅の中でもトップクラスの宿になると思います。各部屋もかなり綺麗なのですが、特筆すべきは一階にある洗練されたカフェスペース。ここが一泊18ユーロの安宿とは信じられないくらいに清潔でモダンなデザイン。でも、カフェの料金設定は確かに一般的な安宿レベルなので、夜はここでビールを飲みながらネット三昧でした。特にこれと言って観光にいそしんだわけではないのですがとても居心地がよかった印象が残っています。

そして、フランクフルトのメインイベントと言えば、夢のルフトハンザファーストクラスターミナルです。詳細は以前書きましたが、この4年間あこがれ続けていた場所。うん、夢はかなう。

とりあえず電車に乗って空港に行ったら普通のターミナルについてしまったのでその場でチェックイン。デスクの人からはファーストクラス「ラウンジ」が使えますよと言われたのに、「なんか、素敵なターミナルがあるって聞いたんですけどぉ」と湾曲的に聞いてみたら、10分少々歩くことになってしまうけどそれでもいいなら是非どうぞとのお答えが。荷物がなければ10分くらいのウォーキングなんて大したことありません。

憧れのルフトハンザファーストクラスターミナル若干迷いながら、なんとか裏口のようなところに到着。誰もいなかったのですが、インターフォンを押したら係りの人が出てきてくれました。本来ならばタクシーか自家用車でいらっしゃる方が殆どで、メインのターミナルから歩いてくる人は想定していなかったと。まぁ、客層から考えたら当然ですよねぇ。

一応、ターミナルなのでその場で出国手続きがあります。とはいっても、パスポートをアシスタントに預けたら、荷物チェックのゲートをくぐるだけ。ゲートはひとつだけしかありませんが、そもそもの利用客数が少ないので並ぶわけがなく。その後、アシスタントの方が「初めてのご利用でしたらご案内たしましょうか?」と言ってきてくれたのでお言葉に甘えて一周しました。

憧れのルフトハンザファーストクラスターミナルなんと、シャワールームにはバスタブまで付いてます。しかも、シャワーとバスタブが完全にセパレートになった造りで、ここに住めるのではないかという広さです。ちなみにアメニティもかなり豪華。他のファーストクラスターミナルでは、シャワールームのアメニティは大瓶が固定されているだけのところが多かったのですが、ここはETROのミニボトルがずらっと。しかもなぜかアヒルちゃんまで置いてあるし。足を完全に伸ばして入れるバスタブなんていつ振りだろう。思い切りリフレッシュさせてもらいました。

憧れのルフトハンザファーストクラスターミナル風呂に入って気分を切り替えた後は、もちろん食事の時間です。生ハム、サーモン、シュリンプカクテルと高級ホテルのビュッフェかと見間違うメニューが並んでいます。というか、なんで生ハムだけで何種類もあるのでしょう。各テーブルの上にはミネラルウォーターが氷水の中に入れられて冷やされてるし。ここのゴージャス感と内容の充実度は今まで僕が滞在してきたどんな場所よりも群を抜いているような気がします。若干時間が押していたので、本気のコースメニューまで頼めなかったのがやや残念ですが、フィンガーフードとスウィーツだけでも十二分に満足できました。

憧れのルフトハンザファーストクラスターミナルそして、搭乗の時間。ファーストクラスターミナルは一般の人用のゲートからはかなり離れたところにあるので、空港の敷地内をリムジンで送ってくれるサービスがあります。僕にはなんとポルシェケイマンがお出迎え。他にもメルセデスSクラスなどのドイツ製高級車が何台も泊められていたのですが、僕が若者だったからでしょうか、カッコいいスポーツカーになってしまいました。もちろん、ポルシェに乗るなんて生まれて初めてです。そこまでスポーツ仕様になっていないのか乗り心地も快適。飛行機の真下までおよそ5分程度のドライブでしたがかなり興奮しましたよ。

憧れのルフトハンザファーストクラスターミナル機内は1-2-1の4列シート。まぁ、今回はフライト時間6時間ちょっとの中距離路線なので機材自体は大したことないのですが、サービスの質はかなり高いものがありました。最後にデザートで出てきたチョコレートはホントに美味しかったなぁ。チョコレート好きとしては、このエリアのチョコはたまらない。今から、この後のヨーロッパ滞在本編が楽しみです。搭乗前にはいろいろとトラブルもありましたけど、全体的には大満足のフライトでしたね。

そしてついにカイロへ到着。ドバイにも行きましたけど、あそこはちょっと特別な都市なので、ここからがついに本当の中東旅行のスタートです。2か月少々かけてのエジプトからトルコまでの陸路移動はこの旅の中でも最も「バックパッキング」という側面を色濃く反映した旅になるでしょう。

Entry Info

22nd (Thu)
Apr 2010

[day48] ドバイの繁栄

ドバイの繁栄厳しい税関を突破しなんとか入国できたドバイ。ちなみに、ドバイの安宿はhostelworldで殆どヒットしなかったため、hotels.comで一泊10000円クラスのところを利用してしまいました。探せばもう少し安いところもあるのですが、どうせ費用がかさむのならば多少でも評判の良いところにしておこうかということでユーザーレビューの評価が高かった、Xclusive Hotel Apartmentsというところに決定。ここは長期滞在者用のサービスアパートメントとして使用されているようで、1LDK、キングサイズベッド付というのはこの旅の中でも最高スペックの宿になりそう。更に、空港までの無料送迎サービスや滞在期間中のwi-fi接続まで付いてきていたので、ドバイの価格帯としてはかなりお得な方かと。まぁ、バックパッカーが気軽に来れるところではないことは確かなのですが。

ドバイの繁栄さて、やって来たはいいものの、例によって現地で何をするかは完全にノーアイディア。宿のフロントに近場で何か面白そうなところない?と聞いてみると、ドバイモールに行ってみたら?と返ってきたので、タクシーに乗って行ってみることにしました。日本並みに物価の高いドバイですが、タクシー代は20分くらい乗って20AED(600円弱)となかなか割安。中心街を通るタクシーの窓から見えるカラフルで奇抜なビル群はまるでシムシティの世界のよう。

ドバイの繁栄そしてやってきたドバイモール。ドバイ最大のショッピングモールということでとにかくでかい。デコレーションの感じや店舗の作りなど、六本木ヒルズやビーナスフォートなど森ビル系のコンプレックスに近い雰囲気を醸していましたが、スケール感が桁違いです。建物の中に映画館はもちろん、スケートリンクや水族館まで入っていて、一日で全体を回りきるのは難しそう。世間では「ドバイショック」などと言われていますが、少なくともモールの中はそれなりに景気が良いようで、観光客やアラブの民族衣装をまとった現地人などで賑わっていました。

ドバイの繁栄モールから一歩外に足を踏み出すと目の前に現れたのは、世界一高い建築物、ブルジュ・ハリファ(旧称ブルジュ・ドバイ)。今年初頭に落成式をしたらしいのですが、まだ外側の工事は続いていました。このタワー、今まで見てきた高層ビルとは高さのレベルが違います。800メートル200階建てということなので、東京で一番高い東京ミッドタウンの3倍以上、iPhoneのカメラではどんなに離れても全体像を納めることができないほど。まぁ、この状況を期待して広角レンズ&三脚を持ち込んでいたので、たっぷりと撮影タイムを楽しませてもらいましたが。見物客が多く構図を決めるのに苦労もしましたが、何枚かお気に入りの写真も撮れました。

さて、ここドバイで街を歩いたりAdobe Edgeのインタビューで現地の制作会社を訪れたりして考えさせられたのは実は政治のあり方です。ドバイはアラブ首長国連邦のひとつ、つまり、アラブの王様の国です。僕は日本の学校教育で、小さなころから民主主義政治の素晴らしさを教育されてきましたけど、ここにいると専制政治も悪くないのではないかと、むしろある意味では専制政治の方が優れているのかもしれないと感じてしまうほどでした。

ドバイの繁栄中東の王族って、当然生まれた時から超お金持ちで、何不自由ない生活をしているんですよね。そして、自分の持ち物である国家を繁栄させていくためにどうしたらいいのかを幼少期から叩き込まれるわけで。おかげで、その国の将来に対するビジョンがはっきりしています。ドバイではインターナショナルビジネスの中心になるべく、巨大な空港やオフィス群を整備してますし、UAEの首都アブダビのクリーンエネルギーに対する巨額の投資も石油が枯渇した未来を見据えてのこと。人気投票で選ばれた政治家どうしが足を引っ張り合って、その場しのぎで八方美人なバラ撒き政策だけしかできないどこかの国の政治家たちとはえらい違いです。船頭多く人山に登ると言いますが、逆に強烈なリーダーシップが導いていく方が物事がうまく進むのではないかと。

まぁ、このアグレッシブな姿勢も豊かなオイルマネーに支えられているのは確かなのですが、この中東の国々にはいろいろと学ぶものがある気がします。

Entry Info

Niras Bankoc-Boutique Hostel&Coffeeバンコク編もそろそろ終わりにしようかということで、滞在していた宿のご紹介です。hostelworldで見つけた Niras Bankoc-Boutique Hostel&Coffee、レビューでの評価が非常に高く、しかも低評価をつけた人が殆どいないのが好印象。実際に滞在してみると、確かに快適でまたバンコクに滞在する機会があったら、是非戻ってきたいと思わせてくれる宿でした。

立地は旧市街地と言われる寺などが点在するエリアの一角。カオサン通りまでは徒歩20分弱というところです。カオサン付近にもホステルは点在しているのですが、繁華街ということでかなり騒々しいとのこと。対して、このNiras Bankokcはローカルエリアにあるので落ち着いて生活ができます。ただ、唯一難点として挙げられるのがこの立地というのもまた事実。やや奥まったところにあるので、タクシーの運転手などは絶対に見つけられません。(というか、バンコクのタクシー運転手、道知らなすぎ…。)宿でくれる案内地図が生命線となるのでなくさないように注意しましょう。

hostelworldを使っているのは、いわゆる日本人宿にはあまりお世話になる気はないから。ここもお客さんの殆どはヨーロッパ系で、ごくたまにアジア人を見る程度。そのほうが外国に来た気分が盛り上がるのです。でも、驚いたことに宿のオーナーのロニーさんは日本語をかなりきちんと喋れる。なんでも、10数年前に愛知県に交換留学生として一年ほど滞在されていたそう。僕としてはやや複雑な気分なのですが、できればもっと日本人のお客さんが来てくれるといいなぁと言ってました。

部屋のクオリティもなかなか。僕の滞在したのは4人部屋のドームルームなので部屋の大きさはそこそこなのですが、少なくともセーフ&クリーンなのは間違いないです。多分、客層からいって落ち着いた生活を好みそうな人たちなので皆礼儀正しく、そして建物全体の綺麗さは、あのタイという国にあってここまでちゃんと清潔に保っているのは珍しいのではないかというレベル。

そしてなんといっても、一階のフロント兼カフェ。トップに掲載している写真がまさにここになりますが、ほんとにおしゃれなアジアンスタイル。暑い日の昼下がりは、このカフェでのんびりしながら、巨大なグリーンティーフラッペを飲むのがバンコク滞在時の習慣になってしまいました。しかも、宿の滞在者は無料でWi-Fiが使える上に当然電源も提供されるので、ノートPCを持ち込めば何時間でもネットができてしまいます。実際、僕はいつもこのブログをここで書いてましたよ。

ドームルームで一泊およそ500バーツ(1500円)という価格は、バンコクの相場からいえばやや高め。それでも、「ブティック ホステル」と自ら名乗り、各方面から高評価を受けているこの宿は、スタッフの皆さんのサービスも心地よく、十分に「お買い得」と感じました。とってもお勧めですよ。

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