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29th (Fri)
Jan 2010

[day10]香港到着

香港到着バンコクの次の目的地は香港です。およそ3時間と短いフライトだったため、ファーストの設定がなくビジネスクラスになってしまったのですが、快適であることに変わりはなく。ただ、フライト時間が短いのにそれなりの料理をサーブしようとしてくれるので、ちょっと慌ただしかったのが残念と思うのは贅沢なだけなのか。

今回の香港滞在は5泊6日。ここ香港には友人が何人もいるため、現地で会計士をしている友人のアパートにお世話になりながら、別のオーストラリア留学時代の友人にいろいろな場所を案内してもらいました。いやぁ、旅先に知り合いがいると心強くていいですね。

見慣れた文字が

香港到着香港に入って最初に思ったこと「漢字!」タイでは文字にかなり苦労してましたからね。要所要所にはアルファベットが併記されているとはいえ、基本はタイ語。全く認識できませぬ。それに対して、漢字、しかも繁体字が使われている香港は、日本人である僕にとってはかなり難易度が下がりました。地名なども発音することは難しくとも、紙に書けば意思の疎通はできるので、空港からのバスもそこまで緊張はせず。民族的な近さもあり、バンコクから一気に「帰ってきた」ような気分にさせてもらえた都市でした。

言語のことでやや驚きなのが、意外と英語が通じづらいこと。香港は長らくイギリス領だったので、みな英語がペラペラなイメージがあったのですが、彼らの母国語はあくまでも広東語であって(※本土で使われている標準語ではない)、英語のレベルは各人でかなりバラツキがあるようです。まぁ、お店では普通に英語でオーダーができるので、こちらもバンコクから比べたら圧倒的な進歩であることに間違いはないのですし、観光客としては十分なレベルですよ。

ナイトマーケット

香港到着香港初日の夕方は、友人に連れられて九龍地区にあるナイトマーケットへ。彼ら曰く、凄い乱雑な場所らしいのですが、バンコクのマーケットを経験してしまった自分としてはむしろ整然としているように感じられてしまう。なんだろう、食材が売られていない分、変な匂いがせず衛生的に見えるからなのでしょうかね。売られているものはお土産系の物が多く「いや明らかにこれはコピーだから」というものも多々。特に何かを買うわけでもなく、笑いながら商品を見ていたらあっという間に端まで歩いてしまいました。

香港到着ただ、ここでの人ごみはホントに凄かった。東京の人ごみは世界でもトップクラスに酷いだろうと思っていたのですが、香港には負けます。特に何の変哲もない週末にも関わらず夥しいほどの人の量。マーケットの細い路地だけでなく、普通の歩道にも溢れんばかりの人が。立ち寄ったショッピングセンターのエレベーターでも行列ができていて数分待たされましたし。逆に香港の人たちが東京に来たところで、あの人ごみに大して驚かないかと思う凄いですよね。

テロ事件!?

そういえば、このマーケットを観光中にテロ事件とニアミスしたらしいです。僕らがいたところから少しだけ離れた通りの人ごみの中に、何者かが毒物の入った瓶を投げ入れ数十人が病院送りになってしまったとのこと。このニュースは夕飯の火鍋を食べている途中で緊急速報としてテレビから流れてきたのですが、僕らもその現場に居合わせていた可能性があり、土地勘のある友人たちはあまりの現場の近さに顔がやや青ざめてました。どうも、僕の周りって事件が多い気がするのは気のせいでしょうか…。テロはさすがに防ぎようがないですけど、できるだけ安全に旅行したいものですよね。

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Niras Bankoc-Boutique Hostel&Coffeeバンコク編もそろそろ終わりにしようかということで、滞在していた宿のご紹介です。hostelworldで見つけた Niras Bankoc-Boutique Hostel&Coffee、レビューでの評価が非常に高く、しかも低評価をつけた人が殆どいないのが好印象。実際に滞在してみると、確かに快適でまたバンコクに滞在する機会があったら、是非戻ってきたいと思わせてくれる宿でした。

立地は旧市街地と言われる寺などが点在するエリアの一角。カオサン通りまでは徒歩20分弱というところです。カオサン付近にもホステルは点在しているのですが、繁華街ということでかなり騒々しいとのこと。対して、このNiras Bankokcはローカルエリアにあるので落ち着いて生活ができます。ただ、唯一難点として挙げられるのがこの立地というのもまた事実。やや奥まったところにあるので、タクシーの運転手などは絶対に見つけられません。(というか、バンコクのタクシー運転手、道知らなすぎ…。)宿でくれる案内地図が生命線となるのでなくさないように注意しましょう。

hostelworldを使っているのは、いわゆる日本人宿にはあまりお世話になる気はないから。ここもお客さんの殆どはヨーロッパ系で、ごくたまにアジア人を見る程度。そのほうが外国に来た気分が盛り上がるのです。でも、驚いたことに宿のオーナーのロニーさんは日本語をかなりきちんと喋れる。なんでも、10数年前に愛知県に交換留学生として一年ほど滞在されていたそう。僕としてはやや複雑な気分なのですが、できればもっと日本人のお客さんが来てくれるといいなぁと言ってました。

部屋のクオリティもなかなか。僕の滞在したのは4人部屋のドームルームなので部屋の大きさはそこそこなのですが、少なくともセーフ&クリーンなのは間違いないです。多分、客層からいって落ち着いた生活を好みそうな人たちなので皆礼儀正しく、そして建物全体の綺麗さは、あのタイという国にあってここまでちゃんと清潔に保っているのは珍しいのではないかというレベル。

そしてなんといっても、一階のフロント兼カフェ。トップに掲載している写真がまさにここになりますが、ほんとにおしゃれなアジアンスタイル。暑い日の昼下がりは、このカフェでのんびりしながら、巨大なグリーンティーフラッペを飲むのがバンコク滞在時の習慣になってしまいました。しかも、宿の滞在者は無料でWi-Fiが使える上に当然電源も提供されるので、ノートPCを持ち込めば何時間でもネットができてしまいます。実際、僕はいつもこのブログをここで書いてましたよ。

ドームルームで一泊およそ500バーツ(1500円)という価格は、バンコクの相場からいえばやや高め。それでも、「ブティック ホステル」と自ら名乗り、各方面から高評価を受けているこの宿は、スタッフの皆さんのサービスも心地よく、十分に「お買い得」と感じました。とってもお勧めですよ。

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19th (Tue)
Jan 2010

[day7] アユタヤ小旅行

アユタヤ小旅行この日はバンコクから比較的近いアユタヤまで遺跡見物に出かけることにしました。バンコク市内からのツアーもいくつか出ているのですが、宿で聞いたり、ネットで調べたりしていると現地でトゥクトゥクを貸しきって各遺跡を巡ることもできるようです。相場は1時間200バーツとのこと。半日の滞在と考えると800バーツ程度。ツアーは1000バーツ位からあるので、ひとり旅ですと実質かかるコストはそこまで変わらないのですが、せっかくなのでその場のノリを重視できる個人手配にすることに決定。バンコク中央駅から電車に乗って出発です。

ローカル電車でアユタヤまで

アユタヤ小旅行電車はアユタヤまで片道1時間食事付きの特急だとおよそ400バーツ、片道2時間弱のローカル線だと15バーツ。そこは迷わずに普通車です。以前、市内のマーケットに行ったときにも感じたのですが、短距離での移動ならば地元の人のリアルな暮らしに入り込めるので断然ローカル線が面白いです。電車は途中、スラム街のような所をゆっくり抜けつつ、徐々に田園風景へと変わっていきます。ゴミの塊のようなと建物に棲み真っ黒な川で水浴びをする人々。途中、片足のないぼろ布を着た老人が、何か呟きながら僕の前にずっと座っていたのですが、こういった層が確実にいる事に対して、僕はファーストクラス~などと言いながら旅行中。ただ、今この瞬間に哀れみからお金を差し出すだけでは何も解決できないのは知っているのです。世界から貧困がなくなれば良いのに。でも、そもそもこれ以上人類が増えてしまっていいのだろうか。

トゥクトゥクとの交渉

そんなちょっと難しめのことを考えていたら電車は比較的大きな駅へと到着。周りの人達が続々と降りていきます。隣のおばちゃんに慌てて「アユタヤ?」と聞いたら頷いてくれたので、僕も電車から飛び降りました。そして駅から出た直後からトゥクトゥクの客引きが相当にウザイ。外国人と見られると、3メートル歩くごとに声を掛けられます。でも駅前でなく渡し船で川の対岸にある街に出た方が交渉がしやすいという情報を得ていたので、ここでの客引きは完全に無視。しばらく歩いていき街並みが見えて来た所にいた運ちゃんと交渉開始です。

「貸切で寺を見てまわりたいんだけど」「それならばこういうところに行けるよ」とポストカードを何枚か差し出すおっちゃん。さすがに手馴れてます。僕も遺跡の写真を見てテンションが上がります。「それで、いくら?」「一時間、200バーツって決まってる」そこで、僕は時計を差し出して「5時までで600バーツでどう?」ちなみに、このとき1時15分。つまり、45分おまけしてくれって事ですね。そして、そんなやりとりをしていると他のトゥクトゥクが周りにやってきました。せっかくの見込み客を取られたくないのか、運ちゃんは僕を後部座席に乗るように促すと、すぐに走り出してしまいました。そして、2,3分走ったところで交渉再開。「じゃ、1時間300バーツだから」「はっ?さっき200って言ってたじゃない!?」まったく、この国のボッタクリ根性と付き合っていくのは大変です。「わかった、じゃぁ他の人のところに行くからいいよ」と座席から降りようとする僕。「ごめん、ごめん、200でいいよ」悪気もなさそうに、定価に戻されました。「ってか、5時まで600でどうよ」「うーん、OK、5時に駅に連れて行く、600。」呆気無く交渉がまとまりました。まぁ、実質20%OFFくらいなのでちょうどいい妥協点だったのかもしれませんね。

アップグレード?

アユタヤ小旅行そして、僕ひとりを乗せたトゥクトゥクが田舎道を走りだします。座席は簡素で硬く、屋根も単に日差しを遮るだけにあるような乗り物ですが、頬に当たる風が相変わらず心地よい。スピッツのスターゲイザーでもBGMにしたい気分。少し鼻歌を歌いながら揺られていたら、トゥクトゥクがまた不思議な場所で止まりました。トゥクトゥクの助手席から運ちゃんの奥さんが降りて、近くの乗用車に乗り込んだと思ったら、僕に対して手招きをしています。なんでも、運ちゃん曰く今日はちょっと雨が心配だから奥さんの運転する車に乗って欲しいとのこと。まぁ、曇天だったのは確かなのですが、おそらく6人乗りのトゥクトゥクに僕一人を乗せておくよりも、とりあえず私物の乗用車に乗せて、自分はさらに営業に出る方が儲かりそうだという魂胆なのでしょう。とにかく、600バーツという線は変わらないということを確認して、乗用車に乗り込むことにしました。

アユタヤ小旅行実際の遺跡廻りは、完全にプロの奥さん任せ。じゃぁ、今からここに行くからとポストカードを見せられ車が走りだします。5分程度走ると最初の遺跡に到着。彼女は駐車場で待っているから、見終わったら戻っておいでとのこと。これ、すごく気が楽で良かったです。たまに、某日系旅行代理店ツアーの団体さんと一緒になることがあったのですが、向こうはかなり厳密に見学時間が決められている模様。対して僕は帰りの電車のデッドラインさえ気にしていれば、あとは完全に自己裁量。しかも、暑い日差しの中を歩いて駐車場に戻ってくると、エアコンの効いたMitsubishi Lancerが待っているのです。風情という面ではトゥクトゥクに劣りますが、暑い日差しの下ではちゃんとクッションのある車の後部座席というのは至極快適。不思議なアップグレードにも感謝です。

アユタヤ雑感

アユタヤ小旅行そうそう、肝心の遺跡の感想ですが、実際今回のバンコク滞在で一番印象に残っている場所と行っても過言ではありません。観光客の数もそれほど多くなく落ち着いて見ることができましたし、やはりその光景そのものが完全に別世界。電車で2時間のお手軽観光にも関わらず、かなり異国気分を味わえました。強引に喩えるならば、バンコクが歴史もある近代都市であるのに対して、その隣にあるもっと古い片田舎、京都と奈良のような関係でしょうか。あとは、屋外で寝転がっている大仏を見たときには、思わず「タイガーショット」とつぶやいてしまったりとか(わかるかなぁ、このネタ)。

まただよ…

アユタヤ小旅行ただ、最後の最後に大きなトラップ。日もやや傾きかけた時間帯に、他に誰も観光客のいない遺跡で写真を撮っていたら、どこからともなく複数の犬の吠える声が。なんか、ものすごい勢いでこっちに向かってくるんですが。タイの野良犬に襲われるとか、マジで洒落になりません。軽く命の危険を感じながら猛ダッシュで逃げ、入り口の売店に到着。おばちゃんが追い払ってくれましたが、急いで走ってたからカメラを思い切り地面にぶつけてしまった。タイの犬にはホントに気を付けた方がいいです。奴ら基本的に紐付いてません。小さい頃に、近所の柴犬に追いかけられたとき以来のトラウマですよ。とりあえず外装に傷が付いただけで動作自体は問題ないD300が少しだけ心を落ち着かせてくれました。

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